2016年8月30日火曜日

Finished "ACA SECA TRIO" Japan Tour 2016 at NAGOYA


アカ・セカ・トリオ 名古屋ボトムライン公演終了しました♪


無事大勢のお客様にお越し頂き終了することができました。

お越し頂いた方々、応援下さったすべてのみなさまに厚く御礼申し上げます。

アカ・セカ・トリオは8/24(水)岡山公演、8/25(木)名古屋公演、8/28(日)富山スキヤキ・ミーツ・ザー・ワールド出演を終え、明日8/31(火)スキヤキ・トーキョー出演を残すのみとなりました。

天候の影響が心配されますが、現在までのところ予定どおり開催です。
当日券若干数発売予定です。詳細は以下URLをご覧ください。






photo by Hidekazu Ueno (access hearts

2016年8月24日水曜日

8/24 アカ・セカ・トリオ 岡山公演

ACA SECA TRIO JAPAN TOUR 2016.
El 24 de 08 de 2016
El primer concierto en el Inryoji templo de OKAYAMA.

Concert Report
by Masayo Tanimoto



8/22(月)成田空港にて
photo by NRT

台風の影響でフアンとマリアーノの到着便が遅れ、その後通関にも予想外の時間がかかり、大変だったそう。ともあれ何とか無事日本でアカ・セカ・トリオの3人が勢ぞろいし NRTさんがFB上でUPして下さった記念のショット。意外と元気そうな表情にホッとした人も多かったはず。
 アンドレスは8/20(土)東京・根津教会でのピアノ・ソロリサイタルのため先週8/19来日しており、この日はNRT成田さんと共に2人を出迎えた。
メンバーは翌8/23()空路にて予定通り岡山





今回名古屋公演主催と全ツアーの同行サポートを担当したPaPiTa2名はツアー初演の8/24(水)当日別途陸路で岡山入り。昨年12月のアンドレス・ベエウサエルト&フアン・パブロ・ディ・レオーネ岡山公演サポート以来の岡山。晴れの国岡山はこの日も爽やかな晴れ空で迎えてくれた。
アンドレスにとっては、二度めの蔭涼寺公演。

ティキも実は10年前、岡山で演奏した経験をもつ。2006年リリアナ・エレーロ初来日ツアーリリアナ帯同したのはこれが初海外で無名の駆け出しだったマティアス・アリアス(g)とG.ケルペルのオフブロードウェイビージャビージャ」でも来日経験のあるティキことマリアノ・カンテーロ(perc)の2人だった。(このツアーにはPaPiTaボランティア・サポート関わったが岡山公演は同行しなかった。)。当時を知る岡本さん確か(リリアナの公演は)サンタホールったよ、と当時の話をしてみたは記憶があいまい様子だった。

もあれティキと我々この10年間、ともに夢見ていたアカ・セカ・トリオでの初来日公演、それがいよいよ実現するまであと少し!!!

同じホテルに予約を取ったので、リハーサル入り時間に玄関で待合せ、アカ・セカ・トリオの3人&NRT成田さんと合流。
16時、岡山公演主催のModerado Music 岡本さんの車とタクシー2台分かれて蔭涼寺へ。
蔭涼は、ティキがブエノスアイレスで半年パーカッションを教えたという東京在住パーカッショニスト、FUMIさん(=佐藤仙人文弘氏)が駆けつけていて、合流。

師弟感激の再会!


トリオでのリハーサル風景。Ensayando en Inryoji templo.


3人にとって、ほとんどリハは必要なく、リハーサルは会場の音響環境等のために行っている、という感じだった 
彼らの国、南半球のアルゼンチンはまだまだ冬の真っ盛りで、到着したばかりのフアンは少し咳をすることがあった。(ブエノスでは医者にかかってきたそうだ。)


Tres Argentinos en la sala de Tatami del templo.

着々と本堂でのステージ準備が進む中、楽屋では…
早速人が日本らしいショットで記念撮影。
誰も指示しないのに、ちゃんと床の間の前で、座布団に正座。分かってる!

住職の奥さまよりお抹茶と和菓子のおもてなし。お腹も心も満たされる3人。

 

当日券もあっという間に完売、明るい時間から良い席を求め受付にも長蛇の列が出来ていた。蚊も飛ぶ中、忍耐強くお待ち頂きありがとうございました。

開場、鉄壁の飲食部門の皆さんと靴を抜いで受付に並ぶ人。


そして、開演!


カルロス・アギーレ CARLOS AGUIRRE の「音楽と言葉 LA MUSICA Y LA PALABRA」でスタート2曲めは同じくアギーレ C.AGUIRRE の「パサレーロ(過ぎ行くもの) PASARERO」、アルバムではペドロ・アスナールがゲスト参加するたゆたうような川の流れを彷彿させる曲。


一曲も聴き漏らすまい、と食い入るように集中する観客席のみなさ


続いてフアン・キンテーロ JUAN QUINTEROの、ウーゴ・ファトルーソ HUGO FATTORUSO、ホルヘ・ファンデルモーレ JORGE FANDERMOLE とアルバム"AVENIDO"からのレパートリー。内容と順番は母国ブエノスアイレスでの進行とほぼ同じ。


さらにアルバム"ACA SECA TRIO"のフアン・キンテーロの作品が3曲、フアンの尊敬する同郷の名ギタリスト、フアン・ファルーの曲、再びH.FATTORUSOの曲へ。ここまでは来日記念日本盤"ACA SECA TRIO BEST"にすべて収録されているレパートリー


休憩をはさまず、1ステージで一気に駆け抜けるコンサート。
ここから空気を替え、未収録の新曲3曲登場した。
進化するACA SECA TRIOを目のあたりにし、息をのむ観衆。

FLORCITA DE CARDON 大サボテンの小さな花」では日本の童謡「月(出た出た月が)」から最初のフレーズを引用した日本向け特別アレンジを披露した。前日準備した今ツアースペシャルバージョンで、原曲はウワイノのリズム伝統フォルクローレ色の強い曲。アカ・セカのバージョンは最初期に収録されたまさに日本の童謡を彷彿させるアレンジで、とても優しく和みま


終了。止まない歓声に戸惑いつつ、一端幕の後ろへ。アンコールのアカペラ+ボディ・パーカッション or ボンボの2曲を披露、圧倒的な感動ご来場のみなさまの歓声はMaxへ。
の岡山公演たっぷり演奏し歌ってくれたアカ・セカ・トリオ。終始、心が震えっぱなし、目頭が熱くなる感動的なツアーのスタートでした。



GOOD JOB!!! Sr.Shinohara!!!
終演後、会場のセッティング、PA照明、その他全てこなされた蔭涼寺住職の篠原さまの素晴らしい仕事ぶりに感謝し称えるアカ・セカ・トリオのメンバーたち。

終演後のCD販売サイン会は永遠に終わらないんじゃないか?と不安を誘うほどの長蛇の列で、平日にもかかわらず皆さま辛抱強くお待ち頂け、最後まで笑顔のアカ・セカ・トリオの面々でした。


以上

2016年8月23日火曜日

8/25名古屋公演について(追記)

アカ・セカ・トリオ名古屋公演8/25(木)

■チケット販売について
PaPiTa MuSiCaでは8/24(水)夜22時まで papitamusica@gmail.com にて受付いたします。
お名前・枚数・お電話番号を明記ください。
(チケットは当日受付にてお取り置きします。前売り料金をお支払下さい)

それ以降は当日券扱いとなります。

当日券は8/25(木)ボトムラインへ直接お電話にてお申込み下さい。
ボトムライン名古屋 TEL: 052-741-1620


■ステージは1ステージ休憩なし(予定)です


WCや喫煙(1F喫煙スペース)は、事前になるべくお済ませください。
終演後は混み合いますので、CD購入は事前にされることをお勧めします。


■サイン会について

終演後サイン会を行います。
会場以外でご購入のCD等もサイン可能ですが、混雑緩和のためやむを得ず枚数制限させて頂きます。
(制限以上必要な場合はもう一度お並び下さい。なお撤収時間の関係でご希望に添えない場合もございます)



アカ・セカ・トリオ ジャパンツアー2016
ACA SECA TRIO Japan Tour 2016 名古屋公演


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◆8/25(thu) 愛知 THE BOTTOM LINE NAGOYA

開場19:00 開演19:30
予約4,500円 当日5,000円(全席自由/入場時にDrink代¥500別途必要)

会場:
THE BOTTOM LINE NAGOYA
名古屋市千種区今池4丁目7番11号
地下鉄今池駅3番出口前
052-741-1620
http://www.bottomline.co.jp/

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2016年8月21日日曜日

アンドレス・ベエウサエルト 根津公演


Solo concert "Andrés Beeuwsaert"at Nezu church,TOKIO.
20.08.2016
 
コンサート・レポート

by 谷本雅世


昨年11月末のピアノ・エラでは、フアン・パブロ・ディ・レオーネ(=ファンピ)とのドゥオだったが、今回は正真正銘アンドレスのソロ・ピアノのアレンジでもちろんソロを生で聴くのはブエノス・アイレス、日本を通じても初めての機会だった。

アンドレスの自作曲"イニシオ Inicio"に始まり、彼の尊敬するウルグアイのウーゴ・ファトルーソの曲、ブラジルのフルート奏者で作曲家レア・フレイレのリズミカルな曲、ポルトガルのマリオ・ラジーニャ、ライル・メイズの"ショリーニョChorinho"など彼のアルバム「ドス・リオス Dos Ríos日本盤「クルーセス CRUCES」からのおなじみのレパートリーは、ソロのアレンジで緩急の変化をつけ、流れるように音を紡ぎだす彼のピアノが、まるで 歌っているかのようだった。むしろボイスは、そのピアノをひきたてるかのようにさえ聞こえ、ハミング、口笛を自在に操る。
一気に数曲弾き終え、拍手喝采を受け、幾分緊張が取れたかのように見えたアンドレスは、ふ~っと大きく息を吐き、笑顔を向けておもむろに語り始めた

「今演奏したこれらの曲はすべて自分が大好きな作品である、と同時にそれら作った素晴らしいコンポーザーたちと自分は親しく付き合ってきた、という共通点をみなさんに話しておきたい。幸運にも彼らは生きている現在のコンポーザー/演奏家であり、公私ともによく知っているからこそ表現できるものがあると思っている。」これは昨年末、初来日のインタビューも彼と(彼の親友でもあるフアンピが)強く強調していた点だ。

後がらりと空気を変え、20日未明(アンドレス日本に到着してすぐ)突如飛び込んできた訃報、モダンな楽曲で知られるアルゼンチン・タンゴの大巨匠オラシオ・サルガンが100ヶ月の生涯を閉じたことに言及し、年前の2月に61歳の若さで亡くなったアルゼンチンロックの巨匠で雄、スピネッタの曲「カンシオン・パラ・ロス・ディア・デ・ラ・ビダ Canción para los días de la vida」をサルガンに献げた。






さらに自分が崇拝し続けるアメリカのパット・メセニーの曲、そして最後アカ・セカ・トリオとはファミリーのように、彼自身はおじのように慕っている、アルゼンチン・パラナーのピアニスト/コンポーザー、カルロス・アギーレの「ミロンガ・グリス Milonga gris」を演奏
2度の来日でファンの多いアギーレのこの名曲の演奏で会場は一気に感動に包まれた。

なり止まない拍手、約1時間半の演奏。
アンコールは1曲だけ。ウルグアイの奇才、エドゥアルド・マテオの曲でコンサートの最後を締めくくった。

終演後のサイン会ではピアノ・エラからのリピーターも多く、岡山、名古屋、富山、東京でお会いしましょう!と挨拶される方も多かった。

アカ・セカ・トリオ JAPAN TOUR 2016
スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド、スキヤキTOKYO
の詳細こちら

間に合った来日記念盤「アカ・セカ・トリオ・ベスト ACA SECA TRIO BEST」を手に笑顔のアンドレス。元気そうで昨日遅く到着したとは思えない。